『このミステリーがすごい!』歴代ランキングの歴史と大賞選考基準・投票ルールの全貌

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『このミステリーがすごい!』歴代ランキングの歴史と大賞選考基準・投票ルールの全貌
『このミステリーがすごい!』歴代ランキングの歴史と大賞選考基準・投票ルールの全貌
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宝島社が発行する大人気ミステリーガイドブック『このミステリーがすごい!』は、日本のミステリー界において非常に大きな影響力を持つ一大ランキング企画です。1988年の創刊以来、毎年年末に発表される国内外のベストテンや、新人作家の登竜門である「このミステリーがすごい!」大賞の動向は、多くのミステリーファンの注目を集め続けています。

本記事では、創刊からの歴史やランキングの投票形式、近年の大きな変更点である自社作品の扱い、そして受賞作の傾向まで、信頼できる公式データをもとに徹底的に解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:1988年より『別冊宝島』でスタートした国内最大級のミステリーガイドブックおよびランキング企画。
  • 要点2:国内・海外部門のランキングは専門家の投票形式で選出され、2002年からは新人賞である大賞も創設。
  • 要点3:2021年版からは公平性の観点や市場の変化を受け、宝島社の刊行物も投票対象へとルールが変更された。

『このミステリーがすごい!』誕生の背景と創刊の歴史

このミステリー がすごい
【画像】この ミステリー が すごい 関連ショット

『このミステリーがすごい!』(通称「このミス」)は、1988年に宝島社の『別冊宝島』にて発行が開始されたミステリー小説のガイドブックおよびランキングです。当時の文芸界や雑誌において、既存の年末ミステリー企画に対する編集者たちの問題意識からこのプロジェクトが立ち上げられました。

公式記録や関係者の証言によると、創刊編集者は石倉笑であり、企画立案には『このミステリーがすごい!』大賞を含め茶木則雄が深く関わっています。石倉は、当時『週刊文春』が手がけていた年末企画「傑作ミステリーベスト10」に対する独自の違和感や「もっと広い視野でミステリーを評価したい」という思いから、この新しいミステリーガイドの企画をスタートさせたといわれています。2009年からは愛らしい黒猫探偵のキャラクター「ニャームズ」も登場し、親しみやすいビジュアルとともにミステリーファンの定番バイブルとして定着しています。

ランキングの投票形式と国内部門・海外部門の仕組み

このミステリー がすごい
【写真】この ミステリー が すごい 近影・注目カット

「このミス」の最大の目玉であるランキングは、独自の投票形式によって選出されています。ミステリー小説の批評家、作家、翻訳家、書店員、そして熱心なミステリーファンなど、幅広いジャンルの有識者や投票者たちが、その年に発表された優れた作品に対して投票を行います。

ランキングは大きく「国内部門」と「海外部門」の2つに分かれており、それぞれ上位ベストテンが厳選されて誌面に掲載されます。このランキングで1位を獲得することは、その年の日本のミステリーシーンにおける最大の栄誉の一つとされており、受賞作の売上やその後の作家のキャリアに多大な影響を与えてきました。

『このミステリーがすごい!』の主な歴史と変遷

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【資料】この ミステリー が すごい 報道・メディア記録
時期・年主な出来事・展開概要・備考
1988年『別冊宝島』にて創刊石倉笑が発案し、既存のミステリー企画への疑問からスタート
2002年「このミス」大賞創設新人作家の登竜門として、新しい才能の発掘・育成を目的として新設
2009年公式キャラクター「ニャームズ」登場黒猫探偵のニャームズが紙面や誌面ナビゲーションに加わる
2021年版投票ルールの大きな変更従来除外されていた宝島社の刊行物も投票対象へとルール改定

新人賞「このミステリーがすごい!」大賞の役割と実績

2002年からは、ランキングだけでなく新人作家の募集・発掘を目的とした『このミステリーがすごい!』大賞が創設されました。企画者である茶木則雄らが中心となり、エンターテインメント小説の新時代を担う才能を広く募る仕組みとしてスタートしました。

この新人賞は、単なる公募に留まらず、受賞作の書籍化や映像化を見据えたプロデュース体制が特徴です。これまでに多くの著名な作家やヒット作を輩出しており、日本のエンタメミステリー界のすそ野を広げる重要なプラットフォームとして機能し続けています。

2021年版における投票ルールの大きな変更点と背景

長年にわたり、「このミス」のランキングにおいては公平性を担保するという名目のもと、発行元である宝島社の自社作品はランキングの投票対象外とされていました。しかし、ミステリー市場や出版業界の構造が変化する中、2021年版からはこのルールに大きな変更が加えられました。

2021年版以降は、宝島社の刊行物も投票対象に含まれるようになりました。この変更の背景には、宝島社自体のライトノベルや文庫、単行本レーベルから数多くの優れたエンターテインメント作品が世に送り出されるようになり、自社作品を排除することがかえって総合的なミステリーの動向を正確に反映しづらくするという判断や、より開かれた選考基準を求める時代の要請があったとされています。

覆面座談会が生み出す熱量と専門家による議論の裏側

ランキングの選出プロセスにおいて欠かせないのが、誌面で行われる「覆面座談会」です。ミステリー評論家や関係者らが実名を伏せる、あるいは率直な意見を交わしやすい環境の中で、ノミネート作品について徹底的な議論や批評を行います。

この覆面座談会では、単なる点数合わせのランキングではなく、作品の持つ社会的意義、トリックの斬新さ、文章のクオリティなどが赤裸々に語られます。読者はこの座談会のやり取りを通じて、作品の背景にある深い文脈や、プロの批評家たちがどこに着目しているのかを知ることができ、それが「このミス」ならではの圧倒的な読み応えと信頼感につながっています。

【このミステリー がすごい】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:『このミステリーがすごい!』のランキングはどのようにして決まりますか?
A1:ミステリー作家、翻訳家、評論家、書店員などの投票者による持ち点方式などの投票形式によって、国内部門および海外部門のベストテンが選出されます。

Q2:宝島社の作品がランキング対象外だったというのは本当ですか?
A2:はい。かつては公平性を期すために宝島社の自社作品は投票対象外とされていましたが、2021年版からは宝島社の刊行物も投票対象に含まれるようにルールが変更されました。

Q3:「このミス」大賞と通常のランキングは何が違いますか?
A3:通常のランキングは前年に発表された既存のミステリー小説を対象にした投票企画ですが、「このミス」大賞は未発表の新人小説を広く募集・発掘する新人賞です。

まとめ:今後の動向とミステリーガイドとしての価値

『このミステリーがすごい!』は、1988年の創刊以来、日本のミステリー文化の発展とともに歩んできた国内最高峰のガイドブックです。石倉笑による創刊の志や、茶木則雄らによる大賞の創設、そして2021年版における投票ルールの刷新など、時代や市場の変化に合わせて常に進化を続けてきました。

今後も、多様化するミステリー小説の潮流をいち早く捉え、読者と優れた作品を結びつける水先案内人として、その存在感はますます高まっていくことが期待されます。 (出典: この ミステリー が すごい(Yahoo!ニュース))